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第29章 星屑の幸せ

『いや~リョウキ♪
聞いてはいたけどウワサ通り…いや
それ以上のカワイイ子ちゃんだぁ~♪』



『~~~…ウワサぁ?

・・・・・って何のだよっ!?』



〃オレ誰にも何も言ってねぇぞ?

アイルと実家のそばも行かねぇし…〃





『えーと?何だっけアイツ…?
〃ワタル〃・・・!
昨日お前が帰った後に会ったんだよ~』




『…~チッ。あのヤロ・・・
余計なヤツに、余計なコトを…』



『~ふふっ♪ウチでもさぁ
父さんも母さんも

リョウキが盆も正月も
マメに帰って来るなんて~

なんて言ってるし
こりゃ何かあるな?って♪

で、ワタルに聞いてみたら
ロリ顔のカワイイ カノジョちゃんと
リア充全開っていうしな~♪

いやぁ〃大人になったなぁ〃と♪

そりゃ拝みに行くだろぉ~♪?ふふふっ』





『~~っ…どいつもこいつも
ヨケーなコトを・・・』


〃なぁにが
「オトナになったなぁ」だ

テメーの場合は
ジャマしにきたんだろーがっ〃




『あ…のぉ… … … …

それで・・・・・わざわざ…?』



手を握られたままのアイルが
気まずそうに間に入る。





『ふふっ♪いや~でも来た甲斐あったよ

目が洗われるよ妹チャ~ン♪』



ケイゴが握った手を
ぶんぶん・・・と振る。



『……』




…アイル・・・フリーズ。


完全アウトだ・・・。




〃何が「妹チャン(ハート)」だ;💧

バカアニキが・・・っ〃





『オイっ!テメー…いい加減に!
手なんか握ってんじゃねーぞ!?
とっととはなせ…!

・・・って言うか

とっとと帰れ・・・?!』




『りょ…りょぉき

何もそんな言い方・・・』




アイルがオロオロしてオレの方を振り向く。




『妹チャ~ン?
みてみて?あのヒドイ カオ~・・・
あんなカレシでイイの~?うん~?』




『ぁ…のぉ・・・』



『~~・・・!!

アイルに会いに来たなら…っ
事は済んだろう!?

さぁ、失せろ・・・!!』




『あ~…あの…ぉ・・・ ;』











埒が・・・あかない。





そして

すでに不穏な気配。


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