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第27章 嫉妬
カイトが一瞬
動揺して言葉を失うが・・・
『アイル…
お前…っ、首ケガしとるんか?!』
『ちがっ・・・ちがう…っ!』
アイルがすぐに
ストールを握りしめて首を隠した
『!?…見せてみぃ…っ』
『やっ…やめてっ』
一気に心配な表情になったカイトが
拒否するアイルを制して
ストールを外して
アイルの首もとに目をおとす
カイトが…一瞬・・・絶句した
『……』
『~~~っ』
首筋には、無数に付けられた赤い痕
アイルがストールを拾って
直ぐに首を隠した
『アイル・・・お前、これ…』
『なんでも…ないってば』
アイルがストールを握りしめてうつむく
しばらく沈黙がはしり、重い空気が流れた
カイトが先に沈黙を破る
『……アイル?
お前、リョウキを…
ホンマにアイツを好きなんか?』
『え…?・・・なん…で』
唐突な問いに
アイルはさらに困惑した
『お前らがどうしようがお前らの好きや…
別に・・・人の恋路に
お前らの付き合い方になんも
余計な口挟む気ぃもないけどな?…』
『……。』
『なんにもない…やて?
何かおかしいこと…あったんちゃうか?
お前ガマンしてるんとちゃうんか!?』
カイトが親身に
切なそうにアイルに問いかける
『…そんなの・・・ないもん』
『ほんでも、こんなんなぁ…!?
誰が見たかて…っ』
『リョウキをわるく言わないで…
リョウキは…私をキズつけたりしない
ワケもなく、おかしな…
変なことなんてしないよ。絶対に…』
うつむいていたアイルが
真っ直ぐとカイトを見て
真っ向から強く否定した
『ほぉ・・・。ほな
〃ヘンなコト〃が
あったっちゅーコトや?』
『え・・・っ』
『お前、今そういう言い方したで?
〃ワケはわからんけど・変なことがあった〃
…ちゅー事やろ?』
『…~~』
思いがけない言葉を拾われて
アイルが答えられずにいる
『……ケガ…してないんか?』
カイトがパーカーをめくって
アイルの腕や
おなかをみようとする
『!?…ちょっ…と…、カイト!?
ほんとに、そんなのないったらっ…!
それに…私もう!…子どもじゃっ…
~~やめてったらっ…!』
『……っ!…。あぁ・・・すまん…』
動揺して言葉を失うが・・・
『アイル…
お前…っ、首ケガしとるんか?!』
『ちがっ・・・ちがう…っ!』
アイルがすぐに
ストールを握りしめて首を隠した
『!?…見せてみぃ…っ』
『やっ…やめてっ』
一気に心配な表情になったカイトが
拒否するアイルを制して
ストールを外して
アイルの首もとに目をおとす
カイトが…一瞬・・・絶句した
『……』
『~~~っ』
首筋には、無数に付けられた赤い痕
アイルがストールを拾って
直ぐに首を隠した
『アイル・・・お前、これ…』
『なんでも…ないってば』
アイルがストールを握りしめてうつむく
しばらく沈黙がはしり、重い空気が流れた
カイトが先に沈黙を破る
『……アイル?
お前、リョウキを…
ホンマにアイツを好きなんか?』
『え…?・・・なん…で』
唐突な問いに
アイルはさらに困惑した
『お前らがどうしようがお前らの好きや…
別に・・・人の恋路に
お前らの付き合い方になんも
余計な口挟む気ぃもないけどな?…』
『……。』
『なんにもない…やて?
何かおかしいこと…あったんちゃうか?
お前ガマンしてるんとちゃうんか!?』
カイトが親身に
切なそうにアイルに問いかける
『…そんなの・・・ないもん』
『ほんでも、こんなんなぁ…!?
誰が見たかて…っ』
『リョウキをわるく言わないで…
リョウキは…私をキズつけたりしない
ワケもなく、おかしな…
変なことなんてしないよ。絶対に…』
うつむいていたアイルが
真っ直ぐとカイトを見て
真っ向から強く否定した
『ほぉ・・・。ほな
〃ヘンなコト〃が
あったっちゅーコトや?』
『え・・・っ』
『お前、今そういう言い方したで?
〃ワケはわからんけど・変なことがあった〃
…ちゅー事やろ?』
『…~~』
思いがけない言葉を拾われて
アイルが答えられずにいる
『……ケガ…してないんか?』
カイトがパーカーをめくって
アイルの腕や
おなかをみようとする
『!?…ちょっ…と…、カイト!?
ほんとに、そんなのないったらっ…!
それに…私もう!…子どもじゃっ…
~~やめてったらっ…!』
『……っ!…。あぁ・・・すまん…』
