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第27章 嫉妬

アイルがニシノを突き飛ばした。






『っっ・・・もう…やめてください

いやです・・・・・』




震えながらも
アイルははっきりと言った。






『私…いやなんです

こんなことされるのいやなんです

ニシノさんの気持ち…?

私…ニシノさんの気持ちがわかりません』






〃こんなことする人の気持ちなんて

私にはわからない〃








『わからない・・・・・?だって・・・?』





『はい・・・わかりません

個人的に親しくしたり
お付き合いする気も一切ありません

だから・・・もう・・・

・・・っっ?!・・・~やっ・・・!』





ドンっ・・・



ニシノがアイルの両肩を
思いきり掴んで

叩き付けるように
壁に押し付けた。






『ハハハ・・・・・もう少し

頭の良い子だと・・・・・

思っていたんだけどなぁ?』






『~っ・・・』





『~わからないだと!?
このオレの気持ちが…?!

オレはオマエを!!!
こんなに想ってるんだぞ!?

おいっ……!!』





ニシノが逆上した。




一方的にまくし立てて

肩を掴んだまま

アイルをガタガタと揺さぶる






『っ!!~ケホっ・・・ケホケホっ・・・ぅっ…』





『~~!!!…。~おっと…いけない

ハァ・・・手荒なマネを…ごめんね?

ふふ…〃アイル〃…?君って子は~…』













『!?・・・・・いやっ…!!!』




ニシノがアイルの肩を押さえつけて
唇を近づけようとしていた

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