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第27章 嫉妬

オレの部屋に着いて
ドアを閉めると・・・



なんだか


無性にアイルを抱きしめたくなって…





うしろから・・・抱き締めた




『わっ…!ぇっ…ちょっと…っ…?』

『・・・』



アイルがさすがに驚いた様子をみせる。





このところ…ろくに

会ってないような




というか…心が

近くにいないような気がして





『……どしたの、リョウキ?

靴・・・脱がないと・・・?』




『アイル・・・・・』




『…?』






つい・・・その場で


行為に及ぼうとしてしまいそうになって







…アイルのコートに手をかける






『!?…っっ…ちょっと?

…ねぇっ・・・~~っっや!!』














ドス・・・・・・っ!!










『…っ;;;・・・~~~~!!?』









〃な・・・にぃ~~~;;;!?〃







アイルが動いた?拍子に?


というか咄嗟に…


アイルの膝がオレに・・・オレに・・・



オレの・・・




〃急所〃を・・・





・・・。













『ぇっ!?…リョウキっ…?

やだっ…!?・・・ごめ…』






『~~~~~ヤダごめん・・・

じゃ・・・ねぇって…~』







悶絶。



〃コレだけはダメだろアイル~~~(泣)〃






『ゎ…ゎ…どうしよ…

ごめん・・・リョウキ…~』





『~~~~~(汗)(汗)(汗)』





オレに関しては自業自得だが?



コレばかりは男にしかわからない辛さ(泣)





手を出すにも出せず
アタフタしているアイル





『リョウキ?ゴメンね…。

ぇと・・・どうしたら…

横に…なろう?・・・歩ける?』




アイルが必死にオレを抱えるようにして
寝室へ向かう





オレは黙ってついていって

ドカっとベッドに腰を下ろした




しょげた仔犬みたいな顔したアイルが
すまなそうにオレを見る。

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