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『聞かせてくれないか？』
『はぁ…』


『あの子の印象』


ソウタさんが
まだ少しﾆﾔｹた顔をしながらオレに聞いてくる。

『えぇ…と』



考えながら言葉を選んでいる…と。



『ぶっきらぼう？…気強そう？…ﾅﾏｲｷ？
…ブアイソウ？』

『え…』


『そんなﾄｺか？(笑)』


おおよそ初めの彼女の印象に
相違ない言葉を並べられた。


『まぁ…はい』
『ﾌﾌｯ…正直だな』



『でも…繊細そうで、細かな事に
気の届く子だ…とも思いました』

『…。ほぉ～う。…他は？何で気にとめた？』


一瞬眉を動かしたようだったけど
すぐに別質問。


なんだよこの展開～～？
なんで答えてんだオレも…。


オレの答えを待たずに、また先手を打たれる。


『ミテクレか？(笑)』
『～～…。それは…あります』


『オモシロイな、お前(笑)』


ｱﾝﾀに言われたかねーな…。
なんだこのオッサン～…。


『自分が今日、通りかかったのは
本当に偶然でしたけど…彼女
仕事してる姿見て、それは間違えじゃなかったと思ってます。芯が強くて
しっかりしてる子だと…それが今の印象です』

『ふふ…そうか』


少し満足気にソウタさんが笑う。

ｼﾄﾞﾛﾓﾄﾞﾛさせられて悔しかったオレは
少し反撃に出た。




『ソウタさんは…？』
『ん？』



『長いみたいですよね…彼女と』






















『ん～…まぁ。長いも何も…
オレのヨメだからね～…』






………。




……？





『は…へっ…？…』







瞬殺…。





撃沈…。






ヨ…メ…？






はぁ…






よめ……？







読め……？











あぁ…〃嫁〃ね……。























嫁ぇぇっ…？！










返り討ち。