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Kissからはじめよう SO & AN

第41章 楽園14 雅紀



家に入るとすぐ部屋を暖めて 買って来たものをテーブルに並べる
その後 冷蔵庫からビールを出して 和くんにも渡す

和くんもお腹すいてるもんね?
まずはご飯食べようよ


だけど、色んなものをずらっと並べても、和くんはあんまり箸をつけないでビールを飲むだけ

何だか俺も食欲が湧かずに、少し食べただけで箸を置き、話をすることにした


「和くん、俺、丸山くんに会って来た」
「・・・・・・」

「ずっと前に・・・和くんと歩いてるとこ見たことあって・・・その時の雰囲気で、あぁ、和くんの恋人なんだなぁ、って思ったの。
だから・・・ごめん。 俺、和くんはてっきり経験あるんだって思って・・・」
「・・・・・・」

「でも、丸山くん、最後までは行ってない、って・・・。
和くんが俺のこと好きな気持ちを他の人でごまかせないって、泣いたって・・・」




「ふっ・・・相変わらずお喋りなヤツだな・・・・・・」



和くんは 諦めたみたいにちょっと笑って、ようやく話してくれるようになった



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