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えっちの経験値

第28章 浮かれてもいいですか?

20分ほど経過すると
千尋という女が合流した。

私はオーダーを取りに行く。

「お飲み物はどうされますか?」
「生中で。でさぁッ!ちょっと聞いてくれる?」

未だ泣いて落ち込む麻美とは対照的に
千尋は怒り心頭している様子だった。

「未菜って女がしゃしゃり出てきてさ
『嵐王子は誰とも付き合う気ないから諦めて』
だって」
「なにそれ。何様だよ」
「あぁ……未菜ね。あの女、嵐王子と親友とか
ほざいてるけどセフレって噂」
「だっさッ。ヤリマンの親友かよ」
「でもさ……ここだけの話……未菜は
嵐王子のこと好きらしいよ」

ここだけの話になってないし。

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