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えっちの経験値

第28章 浮かれてもいいですか?

「咲良ちゃん。嬉しいのは分かるけど
ちょっと大人しくしようか」
「だって……初恋の人がカレシになったん
ですよ」

小学生の頃から直人と私は
両想いだったという……

浮かれずにはいられない。

「あっちのテーブルの女の子は咲良ちゃんと
真逆みたいだからさ」
「そうなの?」

さりげなく振り返り
テーブル席の様子を窺う。

「麻美……ほら元気だして」
「せっかく星4つのお店に来たんだから
食べなきゃ勿体ないって」

二人の女が正面に座る麻美という女を
慰めている。

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