
ビタミン剤
第32章 ハダカの王様
Oside
キャップの開いてる牛乳瓶を手に片手は腰、
この格好して
よく冷えたヤツを一気に飲み干すと
決まって相葉ちゃんは熱い視線で見つめてくる。
冷蔵庫から取り出してキャップを開けて
俺に差し出しときには、もう煽情的な
潤んだ視線にはなってきてんだ。
その視線に応える様に
いきおいよく飲み干すとた牛乳が口端から
こぼれ落ちてく
それを決まって相葉ちゃんは眸をきらきら
させて舐め取ってくれる。
最近じゃあ
風呂上がりこの行為は故意にするようにしてる。
俺よりもうわ背が高くて、手足も長い
相葉ちゃんがまるで小動物みたいに擽るように
俺の胸元にこぼれ落ちるものを舐める行為
「もっと零して欲しい?」
「……ぇ…あ、ごめん…ね
ううん、もうマーボー豆腐出来上がるから」
頬が真っ赤に染まって、その恥じらうような
横顔見てるこっちのほうがムクムク
元気に反応しちゃうんだよなぁ。
