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ビタミン剤

第31章 ウサギ+ワンコ=耳+シッポ


Aside


よそんちのベッド。

遠慮だとか、加減とかぜんぶ捨てて本能のままで
かずのこと求めてるんだ
言葉が発達してない動物たちだって
あんなにも求愛して命掛けで伴侶を探し求めてる。


出逢えた運命を奇跡なんて簡単な言葉でしか
表現できないけど、かずとめぐり逢えた
よろこびは毎日噛みしめてるよ。

俺のことを好きになってくれて
俺を愛してくれてありがとね、和也。



来世も、その次の機会も人間として
産まれる命があるとするなら

俺は生まれ落ちた瞬間から和也を探してみせるよ。
地球の裏側に居てたとしても、
きっとめぐり逢える
俺たちにはそれだけの絆があるんだ。


かずの爪で背中に残してくれる存在証明
吹き出す汗がすこし沁みるけど
その度にかずの事を思い出せるから
たくさん残してね。

かずの蕾の奥がうねる様に蠢きながら
俺の痕跡、相葉雅紀の存在証明を
搾り出そうと締めつけてくる。

「まぁくんっ…お願い…一緒に…」

「ん、かずっ…わかったよ一緒にいこ…っ」


「まぁ…ぁん、…ぁんあっひぅ…っ!」

「…かずっ…っかず…っく…!」


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