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ビタミン剤

第31章 ウサギ+ワンコ=耳+シッポ



息遣いが絡まり合ってひとつになる

重なり合う肌、
熱を帯びた皮膚、
求め合う舌

全身で二宮和也を愛してって言ってるんだ
注ぎ込んだ俺の精子はかずの直腸から各臓器へ
しぶとく入り込んで
かずの身体の一部になってあげるね。


吐精後、乱れる吐息
すこしでも楽になるからってかずの上から
退こうとすると、両手両足でホールドされた。


「かず、俺重いでしょ。腰が心配だから」


「バーカ、すっごく気持ち良かったんだもん。
もうちょっとくらい余韻に浸らせてろっ!」

「……痛でぇ!」

「今ね、まぁくんの重み、臓器の重みをね…
命の重みを感じてるんだから。」

すっごく可愛い事言ってくれる
これってめちゃくちゃ愛されてるってことだよね。
抜け落ちないように慎重にかずを抱き抱えて、
今度は俺の腹の上に乗っけてあげた。


「ふふ、かずの命の重みだね。
抜かずに、ずっとこうしててあげるね」

「まぁくん…これやだぁ」

「なんで?俺の上に乗るのきらい?」

「だって、こぼれちゃうもん
まぁくんの、せっかく俺の中に出しくれたの
もったいないもん」


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