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ビタミン剤

第31章 ウサギ+ワンコ=耳+シッポ


「かずっ、かず…
もっと欲しい、まだイカせないっ」

ゆっくりと仰向けにされて、
髪を撫でながら和也好きだよって
囁いてキスを落としてくれる


俺の眸いっぱいに映るのはまぁくんひとりだけ


人生が尽きる瞬間も
同じ光景であって欲しいと願うのは
俺だけじゃないよね?

「まぁ…くん
雅紀、愛してる…俺だけ見てて」

「かずしか見えないよ。
俺が愛してるのは和也だけ…
これから先も他によそ見なんてしない
かずにゾッコンで夢中なんだからね。」


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