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ビタミン剤

第31章 ウサギ+ワンコ=耳+シッポ


玄関へと向かうと勢いよく飛び掛かってくる。



「じゅーーーーぅんっっンチュンチュッ」

「ふふ…おかえりなさい…ぁ…翔…くんんっ」

キツく抱きしめられてくちびるを塞がれる。
ただいまのキスにしては濃厚過ぎるヤツ
舌を絡められて吸い上げられて
酸欠状態になって思考がぼやけて来そうになる。


ダメだ
これ…ベッドへの最短コースのヤツかも…

お行儀の良い紳士の翔くん
やたらと甘えん坊の翔くん
優しくてドS全開の翔くん


今夜は慾望むき出し野獣の翔くん
キスしながら身体中を弄られる。

「だめっ…翔く…来てる、んぁ、か…ら」

「うん、俺のここもかなりキてるよ?潤触って…」

「ん、翔っ…ホントに…だめっ!見てよ
靴見て、ほら、相葉ちゃん…来てる、からっ…んぁ」


身体が翔くんの激しい愛撫に反応し始めてて、
鼓動が早まってきてる。
翔くんだって中途半端な状態は気の毒で
すごくかわいそうだなぁて思うけど、
リビングにお客さん待たせてこれ以上
いちゃいちゃするのはまずいでしょ。


「んだよ、どうしたの相葉ちゃん?」

「なんかね、ニノとケンカして飛び出して
来ちゃったみたい
だから、晩飯一緒にって誘ったんた」

「じゅぅーーんん、おまえ優し過ぎるぞ!」

「御飯食べてる間にニノに迎えに来てもらう
ようにするからね。
それならいいでしょ、翔くん?」

「ぶぅーー」

「じゃあ、この続きは後でね
今夜はいっぱいサービスしちゃおうかな?」


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