
ビタミン剤
第31章 ウサギ+ワンコ=耳+シッポ
Mside
「あのさ、うちに来るのはぜんぜん
いいんだよ。むしろ頼ってくれるのもね
んー、でもサイフくらい持って出なきゃ」
「ふぇーん…ごめんね潤ちゃん」
「いいよ、
ちょうど翔くんも帰って来る頃だし一緒に
飯食っていきなよ。」
うわぁ
恋人同士の時間にお邪魔虫したんだ。
やっぱり俺って考えずの行動ばっかして
ダメダメだぁ、なん騒ぎ立てる相葉ちゃんが
いるけど別に邪魔なんて思ってないし。
「あの、潤ちゃん…ごめん
2人の時間邪魔しちゃって…俺帰るよ…」
「いいから座って座って。」
そんなこんなのやり取りしてると
玄関の鍵が開いて翔くんが帰ってきた。
「ただいまぁ、じゅーんっっ」
「あ、翔くん帰ってきた。
相葉ちゃん、ちょっと座って待ってて。」
玄関まで急ぎ足で向かった。
