
ビタミン剤
第4章 こんなの、はじめて
「…ィ…ィ痛ぁ、も、やぁ痛…ぁ
翔ちゃん…いた、ぃ
も、やめ…ひぁ…ぁん」
「雅紀のココは真っ赤で甘いから
悪いムシがすぐに飛んで来ちゃう。
腫れて立っちゃうんだよね。
ムシ刺されには
やっぱりこれだよね。」
千切れるくらい摘み上げる感覚は
痛いだけのものじゃない。
だって、包帯で縛られてるそこに
異常なくらいに
熱が集まってきてるのがわかる。
翔ちゃんの歯で噛みつかれる痛み
にたぶん、
カットバンされて塞がれて
なかったら確実にイッちゃってた。
「ムヒじゃ…やぁ…ん
…翔ちゃんが、いい
翔ちゃんに、…いっぱい
舐めて…欲しい。」
「いいよ。
でも、部屋帰ってからいっぱい
舐めたげる。
今はムヒで我慢してね。
すうすうしちゃうかな?」
「ひやぁ、ぁ…
も、や…翔ちゃん。」
「さてと、
そろそろ行きますかね。
支度もできたし部屋戻ったら
たっぷりお仕置きの続きしたげる。
さあ、雅紀、今から部屋戻るよ。」
フロントガラスはすっかり曇ってて
翔ちゃんの優しい声が名前を呼んで
くれるけど、
身体がぜんぜん
言うこときいてくれない。
「翔ちゃん、ダメ。
…も、歩けない…。」
「なんで?
お尻でトマト食べてるから?
それとも乳首がすうすうして
気持ち好くって?
いや、包帯で縛られてるトコが
もしかして出ちゃったの?」
ぜんぶ身体にされてる事実を
言葉にして、再認識させられて
恥ずかくてたまらない。
「大丈夫だよ。
俺が肩貸してあげるし、荷物も
持ってあげる。
雅紀ならできるよ。
俺の為に全裸で頑張ってくれる
かわいい雅紀だもん。
このくらいできるよね?」
