
ビタミン剤
第4章 こんなの、はじめて
クチュックチュッ
入り口付近を撫でてただけの
翔ちゃんの右手の指が
音を立てながら
ゆっくり浸入してくる。
翔ちゃんの左手の指先が唇まで
持って来られて、俺の唇に触れてくる
舌先で押し返そうとしたら甘い味わい。
ハチミツ??
「雅紀は
どっちの口で味わいたいのかなぁ
あまーいハチミツを味わいたい?
こっちかな、それともこっち?」
舌先で押し戻そうにも、
翔ちゃんの二本の指が舌に激しく
絡ませるようになってきてるし。
腰を捩って抵抗してみせても
お尻のほうは
ただただ奥に浸入させようと
導いてるみたいになってる。
「ん、んぁ…うっ…ぁ、ああん。」
「どっちの口もいやらしいから
甲乙つけ難いね。
雅紀のはどっちの中もあっついし。
さてと、
3本目もスムーズに入ってるし
だいぶ解れてきたみたいだね。
そろそろいけるかな、
雅紀のリクエストしたトマトの
出番だよ。」
「ふぁ、や…ぁ
翔ち…ぁ…うっ…やめっ
お願い…も、む…ぁりぃ。」
「雅紀ってば、腰揺らし過ぎ。
車停まってるのに動いてたら不審に
思われちゃって中覗かれちゃうよ。
それとも今の状態を誰かに
見られたいの?」
「ちが…ぁ…うぁ…ん
ひやぁ…、ぁあ、」
つるりとしたトマトの冷たい感触が
あり得ない部分に触れると
もう泣くことも忘れて
意識がそこの部分だけに
研ぎ澄まされていって
翔ちゃんの指がぷちゅりと
小さい粒を埋め込んでしまう。
「や、ぁあ、翔ちゃん…ぁ
なん…か、ヘンな…
やだ、やぁ
お願い…ぁう、ひぃっ!」
翔ちゃんの指先でグイッと奥まで
押し込まれる異物感を
どう受け止め良いのかわからなくて。
でも、縛られてるソレは確実に
快感にしようとしてる。
自分の身体なのに、ぜんぜん
言うことをきいてくれない。
俺の身体丸ごと
翔ちゃんに支配されてるみたい。
