
ビタミン剤
第4章 こんなの、はじめて
「こんな事されたら
気持ち好くなれないって?
雅紀はイヤらしい事好きだもんね。
さっきもキス期待してたし。
もしかしたら、見られて
興奮しちゃったりとかも
するのかな。
だから、人前でも簡単に脱げ
ちゃうんだね。
車向きかえたげようか?
フロントガラス越しに
下半身丸出しで興奮してる
エロい雅紀を見てもらう?」
イヤだは言えないから
首を横に振るしかできない。
翔ちゃんがうれしそうに目を
細めながら手早く包帯をカット
して、俺の勃ち上がってるモノ
にぐるぐると巻き付けて
根元で結ばれちゃった。
翔ちゃんの指の動きに感じて
みても出口が塞がれてるし。
しかも包帯で締め付けられて
こんなの、こんなこと
ド変態がすることじゃん。
「翔…ちゃん、とってよぉ
痛ぃ…よ。これ、…あっやぁ。」
「ダーメ。
かわいく涙ぐんでもやめない
からね。
痛さも気持ちよくなれる前の
準備運動みたいなもんだからさ。
さてと、
身体横向きにしてうつ伏せに
なって腰あげてみて。
雅紀バックからされるの好きでしょ。
あの時みたいにお尻突き出して。」
違うから。
バックが好きじゃなくて。
翔ちゃんに気持ち好くされて
感じ過ぎてヘンな顔になってる
とことか見られたくないから。
だから、バックが好き
とかじゃあないもん。
でも、今の翔ちゃんに向かって
反論なんてできないよ。
翔ちゃんの言葉に耳の奥から
犯されてるみたいなんだもん。
ゆっくりと
お尻を突き出す格好したら、
誇張したままの
包帯で縛られてる昂りが
シートに触れるから、背筋から
ゾクゾクした感覚が込み上げてくる。
