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ビタミン剤

第4章 こんなの、はじめて


「雅紀はバカじゃないよ。
素直過ぎるだけなの。
その素直さがピュアでかわいくて、
だから俺が縛り付けたりして
雅紀の良さを壊したくないって
思ってた。
でも、雅紀も言ったからね。
お仕置きの途中にやだって
言っても俺やめないよ。」


「ん、翔ちゃん
ぁ、言わ…な、いから。」


「良い子だね。
雅紀はホントにかわいいよ。
じゃあちょっとの間待ってね
大きな声は絶対ダメだからね。」



翔ちゃんの指が離れてしまった。
開放されない中途半端な熱さの
痺れがたまらない。

シートが倒されて俺の身体に
覆い被さるように翔ちゃんの
顔が近くにくるから
てっきりキスして貰えるって
思って目を閉じたのに。


「ダーメ
今はまだキスしてあげない。
ちょっとおとなしくしててよ。」



翔ちゃんがお気に入りの
リュックの中から、
なにかを取り出してる。
それと、
さっきのコンビニで買い物した袋?
正方形の形した
少し大きめなカットバンに
包帯、ハサミ、ムヒ?



「あ、雅紀。
バナナとトマトどっち食べたい?」




わけわかんないよ。
でも、バナナは朝かなぁっ考えて
トマトって答えた。

ベルトが外されてデニムと一緒に
下着ごと膝までずり下ろされると
カットバンがあっと言う間に、
俺の昂りの先端に張り付けられて
ペタリと塞がれた状態になる。



「翔ちゃん…なに、これ。
…やだっやめてっ!」


「雅紀、そのセリフ。
言わないって約束をしたよね。」


「あ、あ…でも、でも。
翔ちゃん、こんなの…ぅあ。」


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