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ビタミン剤

第13章 ぼくのペット

Sside


「潤、たくさん可愛がってあげる」

「…ぁ、翔さん…」

「ほら、ちゃんと自分で脱いでどうしてほしいか俺に言いなよ。」

「…ぅ…はぁ…ぁ…翔さん。」


半開きのくちびるがおもたい吐息を混ぜ合わせた艶っぽい声を作り出し俺の名前を呼ぶ。

足下に脱ぎ捨てられてく着衣。
胸板がせわしなく動いて赤く熟したちいさな果実が食べ頃だと訴えてくるように膨れている。
触れてやらないでいると
ベルトを外しながら、深呼吸をし覚悟したのか、下着ごと一気に引き下げる。


露わになった勃ちあがる潤の雄
すでにしっとりとした潤いが先端部分に見られる。

俺からの視線に耐えられず
恥じらうように膝から崩れ落ちベッドに腰を下ろして座る俺を見上げるようになっている。


「翔さん…俺だけを見て可愛がってマーキングして、俺が…翔だけのものって。翔の…ぜんぶ俺に…ちょうだい。」


おおきく見開かれたきらきらと輝く瞳には、狂喜と淫蕩が混ざり合って無垢な潤の本質を映し出しているかのようで見惚れほどにきれいなもの。


よく言えたね
ご褒美に潤のその美しい額に烙印を押してやりたい
所有者櫻井翔


手を差しだすとくちびるで指先に触れながら、うっとりと目蓋を閉じる。
俺の膝に頭を擦り付ける姿はまるで、仔犬みたいに愛らしく甘える仕草。

潤の下腹部には成熟したオスの反応。
そのくせ全身から放つ芳しい香りは誘うように発情するメスの匂い。


待ち焦がれた堕ちた天使の媚びるような眸が蠱惑的に俺を魅了してきやがる。

ゆっくりと作り変えてやるよ

俺だけにしか反応出来なくして、
その芳しい体臭も、俺の匂いを放つようになればいい。潤の臓物すべてに俺を注ぎ込んで深く浸透させてやりたい。


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