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ビタミン剤

第13章 ぼくのペット

Jside


「翔さん、あの子もう要らない返してっお願い!
翔さんが俺以外の他のなにかに優しくしたり可愛がったりしたら…辛くて苦しくて…耐えられない。」

「…潤…」

「俺だけを見て。俺もうなにも飼いたくない。」

「わかったよ、潤。
俺も、潤以外なにも必要ないからね」


とまらない震えは恐怖なのか怒りなのかは自分でもよくわからなくて、ただつよく抱きしめてくれる翔さんに心も身体も委ねる。息が止まるくらいのきつい抱擁。


俺の下半身も翔さんの下半身も
もうずっと猛ってて布越しに触れ合って熱を求めてる、はやくひとつになりたい
はやく引き裂くほどの痛みと身体の奥底からの歓喜な悦楽を翔さんの全身で与えてもらいたい。


「明日、友人に連絡するよ。今回の件は縁が無かった事にしてくださいって断るから。だから潤、安心しな。 潤だけを可愛がって愛してあげる。」


「俺今すぐ…翔さんが欲しい。 昨日、寝ちゃったから昨日の分も…いっぱい愛して。」


「今からMNJ?じゃあ今夜のMNJは、めちゃくちゃ泣かせるからね、潤。これでいい?」


めちゃくちゃ啼かせてほしい
翔さんの腕の中できっと今までで1番あまい声で啼くかもしれない


ゲージの中でぐっすり眠るカイザー。
詫びるだけの視線を送ってると翔さんが俺を抱き上げて、寝室へ連れていってくれる。


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