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ビタミン剤

第7章 人魚のナミダ



帰って来た翔さんは、
医師の友人を連れて来てくれてて
真夜中に無理やりに翔さんが
呼び出して往診してくれたことを
メンバー全員が御礼を言ってくれる。



「ホントにありがとうございます。」


「いろいろご迷惑かけました。」


「ほんとに助かりました
おかげで熱も下がりました。」


俺の診察が終わってからは
テーブルいっぱいに並んだ大野さんと
相葉ちゃんの手作りのご馳走でみんなで
パーティーみたいな雰囲気になった。

もちろん俺も翔さんもアルコールを
控えたけど、
あとの4人には翔さんの自慢の酒が
惜しげもなく振舞われた。


「マジで嵐って
むちゃくちゃ仲が良いんですね。
以前から翔から、いや、
櫻井から聞いてはいたんですがまさか
オールメンに会えるなんて。
俺、マジで自慢できるなぁ。」



「そうなんですよ
みんな仲良しでねぇ、ニーノ。」


「あははは
相葉さん、飲み過ぎですよ。
そろそろ帰らなきゃ。」


「俺ら見舞いに来て酔っちゃって
たらダメだよね。」


「片付けは大丈夫だから。
みんな今日はホントにありがとう。
お前も、わざわざ往診させちゃって
本当に無理なお願いで来てもらって
ありがとな。」



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