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キラキラ

第15章 1000回言って

「まあ……………二人とも寝るの嫌がるなんて。どうしたんだろうね?」


「……………だよなあ」


コーヒーを飲みながら、互いの恋人を振り返ったときに、ふと気づく。

翔ちゃんの襟元からチラリとみえる赤いアザ。



「……………」



あーあ。

まあ…………俺も気をつけなくちゃ、だけど。



「……………翔ちゃん。今日は首もと気をつけて」


笑いを含んだ声で忠告してあげると、翔ちゃんは、え、という顔をした。

そして、次の瞬間俺の言葉の意味を理解したのか、みるみるうちに赤くなった。


翔ちゃんの変化に、松潤が怪訝な顔で、こちらを見てる。


にのは、二人の情事の痕跡にはとっくに気づいてたみたいで、俺をみて、いたずらっぽく、ふふ、と笑ってる。


可愛い笑顔だ。


毎日抱き合ってるからか、にのもツヤツヤしてる感じだな。
相変わらず白くて薄いけど。




へくしっとリーダーがくしゃみをした。



松潤が、立ち上がった。



翔ちゃんがシャツのボタンを一番上までとめた。



にのが、ゲームのスイッチをいれた。



俺は、コーヒーを飲み干した。




平和な平和な。……………ヒトコマ。




                  end.
       


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