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キラキラ

第15章 1000回言って

相葉さんは、俺の首筋に唇をおしあてて、ちゅっ…とキスをした。


ぴくっと、思わず震える体。
触れられたところが、猛烈に熱くなる。
相葉さんの、熱のこもった吐息があたってるからだけじゃないはずだ。
そこから、じわじわと体までもが熱くなっていくようで
俺は、ぎゅっと目を閉じた。

相葉さんが、そのまま、あー……………、と、絞り出すように呟いた。


「にの……………どうしよ」



「……………なに?」



俺は、上ずりそうになる声を必死でたて直しながら、返事をした。


相葉さんは、俺を抱き締めながら続ける。
首に相葉さんの息があたって、ぞくぞくする……………。
声があがりそうになり、思わず息をとめた。



「おまえの体を考えたら、このままおとなしく離れないといけないんだけど……………」


「……………ん」


「おまえが可愛すぎて離したくない」


なんじゃそりゃ。


思わずクスっと笑ってしまう。
俺は、相葉さんの背中に腕をまわして、自分の体をすきまなくぴとっとくっつけた。


「汗をかいたら………熱なんかさがるよ」


「そうかな」



ね……………お願い



「俺、今日は相葉さんが欲しくてたまんないの」



言い終わるとともに、唐突にがばっと抱き上げられた。
急に体が空中に浮かび、ドキリとして、至近距離にある相葉さんの顔を見つめると、相葉さんは、思いつめた目で俺を見ていた。


「煽ったの……………にのだかんね」


「わかってる」


相葉さんの首に抱きついた。






やや、乱暴にベッドにおろされ、相葉さんは俺に覆い被さってきた。


「にの……………」


呟きとともに、ちゅっ……………ちゅっ……………とわざと音をならしながら、相葉さんは顔中にキスをおとしてくる。

片手は俺の頭を抱き込み、、もう片手は、俺のトレーナーのすそをまくりあげて、素肌をゆるやかにさすりあげられる。


温かくて大きな手のひらが、脇腹をさすりながら徐々に上へとのびてくる。


相葉さんの唇が、もう一度俺の唇におちたタイミングで、相葉さんの指先は俺の胸の尖りをさがしあてた。


「ん…………っんんっ」


そのまま、きゅっと弄られ、声があがりかけたのを相葉さんの唇に阻止された。
キスに集中しろとばかりに、舌が差し込まれた。




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