無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「んー？」
ぬくぬくの感触が消えて、代わりに重たくて少し固いものが覆い被さる

「かーず❤」
その重たいもの、が俺を呼んで
チュッと耳にきすをしてきたから

「ひゃ…っ」
一気に遠退きかけた意識が引き戻されてしまった


「…んだよ、もう寝るんだけど」
背中に乗っかる相葉さんに、どけ、と言うように身を捩るけど
抑え込まれてしまって、身動きが取れない

それどころか、キスした耳を今度は軽く噛んでくるから

「あ…、ちょ…っ」
抑えきれない甘い声が出てしまった


「なにしてんの…っ」
俯せから動けないから、顔だけ何とかずらして相葉さんを睨むけど

耳をはむはむといじるのを止めてくれない

反対側は指で弄られて、完全に俺の意識は冴えてしまった


「もー…っ何すんだって」

「そりゃもちろん…」
相葉さんが囁くと同時に、俺の体がくるっと回転して

あっという間に組み敷かれる俺



やっぱりダメか
このまま眠れると思った俺が甘かった