
Perfect Romance
第19章 HappyHappybirthday!
何だかもう、照れ臭くて
まともに顔なんて見られなくて
食事も喉を通らなくて、…だけどケーキだけは頑張って食べた
相葉さんが作ってくれたおかずは、綺麗にラップして
櫻井さんちに行く時の差し入れにしようって決めた
時間ももう、深夜も深夜で
「あふ……」
欠伸が止まらない俺
「かず、もう寝る?」
簡単にテーブルの上を片付け終えた相葉さんが、隣に座った
「んー…眠い」
「行こ」
手を繋いで俺を立たせる
子どもじゃないんだから一人で行くよ、って言いたかったけど
繋がれた手があったかいから
引かれるまま一緒に寝室に向かった
相葉さんがドアを開けると、しょぼしょぼした視線の先にベッドが映ったから
「おやすみー」
バタン、と倒れ込むように相葉さんの手を離してそこに身を投げる
ふかふかのマットレスが気持ち良くて、すぐに布団も引っ張り上げて潜り込んだ
「ふふ」
相葉さんの笑う声が聞こえる
少し酔ったせいもあるけど、凄く気持ち良くて
すぐにでも眠れそうだと目を閉じた瞬間
暖かいぬくもりが引き剥がされた
