
Perfect Romance
第19章 HappyHappybirthday!
でもまあ
相葉さんの誕生日だし
今日くらいは素直になってあげようか
「相葉さん」
腕を伸ばして首に巻き付け、相葉さんの体を引き寄せると
…相葉さんの顔が一気に蕩けた
薄く唇を開いて、視線を合わせると
目を細めた相葉さんがそっと指をそこに当てる
キスすると思ったのに、してくれなくて
分かっていながらそんな意地悪をする相葉さんにムッとして
その指をぱくっと口に入れて、わざと噛んでやった
「いてっ」
一瞬眉を潜めるけど
全然痛そうじゃなくて、…むしろ喜んでる?
「かず?何やってんの…」
咥内の指が動き出して、俺の舌を捉えるから
負けずに俺も、その指に舌を絡みつかせて行った
「誘ってんの?」
相葉さんがうっとりしたように囁く
最初に仕掛けたのは相葉さんなのに
気が付いたら、まるで俺の方から求めてるみたいになってる
上目遣いで相葉さんをちら、と見たら
…やっぱり蕩けそうな顔
そんな顔されたら
俺も、我慢できなくなりそう…
