
Perfect Romance
第16章 告白
そもそもさ
かずが一緒に来る時点で、今日はその話はしないってなったよね?
翔ちゃんに色々聞いてからって…言ったよね?
しかも、飲みながらなんて…絶対にしたくないんだけど
なんて俺が慌てても
言い出しっぺの大ちゃんは、俺に勝手に振って
また飲んでるし
かずは「何?何の話?」って詰め寄って来てる
「え、いや、あのー…、うん」
誤魔化すように笑って見せるけど、俺はもちろん
かずもアルコールが入ってるから
…俺はやたらと逃げ腰になって
…かずはいつも以上にムキになって
俺にのし掛かる勢いで、かずが迫る
あ、この眺めいいかも❤
…じゃなくて!
ああいう話は、シラフの時にきちんとしなきゃ
余計にダメになるのが目に見えてるじゃんか
それにさ、万一今また「一緒に暮らしたい」って伝えたところで
何の切り札もない俺には、かずを説得する…納得するような術が…ない
どうしよう
どうすんの?
かずの顔が、段々とマジになってくる
「二宮、ちょっといいか?」
突然の翔ちゃん登場に、かずがピタリと止まった
