
Perfect Romance
第16章 告白
「はいすいませんです」
翔ちゃんの一声にパッとおとなしくなる大ちゃん
「ん」
満足そうに笑って頷く翔ちゃん
…ってかさ、翔ちゃんって怒るとそんなにヤバイの?
名前呼ばれただけでおとなしくなっちゃうって…
「これ、鬼の時の声…」
かずがボソッと呟いた
「ん?何か言った?二宮」
にっこり笑ってるのに、何故か怖い
「何も言ってませんよ!ね、相葉さん?」
かずが笑ってごまかす
「う、うん」
慌てて俺も首をぶんぶんと振って、一緒にごまかした
翔ちゃんが俺達に座るように促して
俺とかずはソファーではなく、その下に並んで座り
ソファーを背もたれにしていた
「あれ、座らないの?」
大ちゃんが首を傾げる
「床の方が落ち着くんだよね、俺…」
そう答えたら、隣のかずもうんうんと頷いて
「あ、やっぱり?俺らもなんだよ!…ね、翔ちゃん」
良かったー、と大ちゃんも床に座り直す
「庶民にソファーは合わないのかね」
ビニールから、次々と缶を出しながら
翔ちゃんも苦笑いを浮かべていた
