
Perfect Romance
第15章 祭りのあと
いくら酔ってるとは言え
もう少し反応するかと思ったら
「分かったぁ…」
やけにあっさりとそれを受け取り、フラフラしながらも「待っててね」とリビングを出ていった
マジか
まだ言葉がしっかりしてるから、もっと嫌がるかと思ったのに
俺、暴走しそうなんですけど…
いやでも
1日かずを自由にできる権、がある
今日は俺の思うように
可愛がっていいんだよね
1人妄想に耽っていて、それに気付かなかった
着替え終わったかずが後ろに膝躓いていて
そして
甘い香りと共に背中にぬくもりを感じるまで
「かず…」
後から回された手を握る
「やっぱり恥ずかしい…」
握った手はとても熱い
「見せてよ、…約束でしょ」
「でも…」
背中に顔を埋めてるから、吐息をTシャツ越しに感じて、俺もドキドキしてきていた
「来いよ」
「あ…っ!」
体を反転させ、支えのなくなったかずが俺の前に倒れたところを腕で回し
かずの体を横抱きにした
