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Perfect Romance

第8章 幸せのカタチ



ちょっと恥ずかしさが残りながらも
意を決してリビングに戻ってみたら

今度は相葉さんがソファーで寝息を立てていた


…初めて見る
相葉さんの寝顔


そう言えば
じっくり顔を見た事ってなかったよね…?




起こさないように
忍び足で相葉さんの傍に近付いて

吐息も掛からないように注意しながら
俺は【恋人】の顔をゆっくり観察する事にした




思ったより、睫毛長いんだね

髭も あんまり濃くない

肌も…30代にしては綺麗

寝顔すら
…格好いいと思った俺は

きっと自分で考えてる以上に
相葉さんの事が好きなのかも知れない



さっき
この形の良い薄い唇が
俺の指と、唇に触れたんだ…


なんて事を考えたら
何だか急に顔が熱くなってきて
思わず相葉さんの顔に吐息が掛かってしまった


相葉さんが、身じろぎする


あ、ヤバイ…と離れようとしたけど


それよりも早く右手を掴まれて

勢い良く相葉さんの胸の上に
倒れ込んでしまった

「わ…っ!」
バランスを崩されて
思わず相葉さんにしがみついた

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