
Perfect Romance
第8章 幸せのカタチ
「…大丈夫だから、俺に任せて?」
軽く、唇を触れ合わせる
「でも…」
「かずなりは、ただ感じてくれるだけでいいからね」
そう囁いて、もう一度キスをする
そのまま首筋に
相葉さんの唇が移動しかけて
あ!と思い出した
「待って!…お風呂、入ってない…」
「…そんなの、いい」
意に介さない、といった感じで
首筋に軽く歯を立てる
「ん…っダメって…入らせて」
何とか悪戯する相葉さんの頭を首筋から剥がしたら
「…分かったよ。入っておいで」
凄く、名残惜しそうだけど
一応納得してくれたみたい
「一緒に入ろうか?」
だけど
ニヤリと笑った相葉さんに、意地悪そうに耳許で囁かれて
「バカ!!」
思わず相葉さんの頭をひっぱたいてしまった
「痛いよ~…冗談だってば」
叩かれたところを擦りながら
ちょっと恨めしげに俺を見たけど
「お風呂、借りるからね!!」
あまりの恥ずかしさから
逃げるように、バスルームに走って行った
