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Perfect Romance

第8章 幸せのカタチ



とりあえず、キッチンの中をチェックさせてもらう

材料買ってきたは良いけど、何もなかったら作れないし

だけど
「すげ…」
俺の予想以上に、見事に揃っている

鍋類も、調味料も
これだけあれば充分なんてもんじゃない



相葉さんって何者?

…ってか、俺
全然相葉さんの事知らないんだな


…これで【恋人】なんて言えるの?
何だか凹んできた




ってかさ
俺も、相葉さんに何も聞こうとしてなかったんだよね

相葉さんは
凄く俺を知ろうとしてたのに

俺は
〈想われてる〉って事に胡座を掻いていたのかも



だけどそれならそれで
相葉さんの事はこれから知ればいい

もっと知りたい

…初めて、そう思った瞬間だった






って!いつまでも感傷に浸る暇はないんだって

相葉さんが帰ってくるまでに早く作らなきゃ


相葉さんのメモ書きに甘えて
キッチンの色々なものを使わせてもらったから
料理を作るのに困る事は何もなかった

…まあ、大したもの作るわけじゃないから
当然と言えば当然なんだけど

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