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Perfect Romance

第8章 幸せのカタチ



" じゃあ、明日ね "

と通話を終わらせて

…しばらくしてから
急に心臓がドキドキし出した

そうだ
俺たちは「恋人」で

そして
泊まるって事は…

「…そう言う事、なのかな」

俺だって子供じゃない。
一人暮らしの恋人の家に行く意味くらい
理解出来る


だけど
同性である自分たちがどうなるのかまでは
俺の想像を遥かに超えていて

…先を考える事は出来なかった


童貞ではないけど
それはあくまで男女間の事であって


同性でのセックスは
どちらかが「女」の立ち位置にならないと成立しないわけで

相葉さんとなら
嫌悪感はなさそうな気はするけど

どっちがどうとか
…とてもじゃないけど、思考が追い付かない。


いや、もしかしたら
そんなつもりはないのかもしれない

今までも
抱き締められたり、キスはしているけど


…やめよう
これ以上考えると
何だか思考がヤバイ方向に行きそうな気がする


俺は
振り払うように頭を振って

気分を変えようと、シャワーを浴びる事にした



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