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『他になにかいい考えないかしら？』



七海はそういって、
はぐらかそうとするが………


『何よ！!
じゃ、他に何かいい考えがあるわけ？』




七海は一生懸命考えたが
どうしても思い浮かばなかった。





『あんた、最近おかしいわよ！
まさか、溝坂に説教されて
私達を裏切るつもり？』



『…………ち、違うわよ！!』



『だったら、私の言う通りに
しなさいよ！!』




七海は本当は嫌だと思ったが、
友達を失う恐怖から何も言えず
従うしかなかった。



帰りは溝坂と一緒に帰り、
家についた。