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彼女と妹

第16章 綾子と先生(その5)


分かってて言ってるんでしょ?


「背中をさすってあげよう」


え?


理事長は片腕で私の上半身を支えながらもう一方の腕を回して背中をさすり始めた。


少しごつごつした感じの掌が、私の背中を撫で回す。


時々、ポンポンと掌全体で優しくたたくのがいい。


あぁ、
これされると、とっても落ち着くんだぁ。

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