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彼女と妹

第16章 綾子と先生(その5)


小さい頃、ぐずった時なんかお母さんはよく私を抱っこしてそうしてくれた。


うふっ

でも、今はそのときとちょっと違う。


だって、気持ちが落ち着いてくると、今度は体の疼きの方がどんどん強くなってくる。


背中を撫で回す理事長の指が、ブラのホックに引っかかるたびにキュンキュンする。


呼吸の仕方が普段とちょっと変わる。


「落ち着きましたか?」


理事長も私の息遣いの変化に気付いたようだ。

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