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オオカミさんの恋毒

第1章 出会いと挨拶

とあるデパート開店前。



新しく店舗として入る美容室セラフが今日から開店する。

真新しい白を基調にオレンジや黄色といった色合いの店がセラフという名によく合う。


美容室セラフは2号店となり、1号店からの従業員が 2号店を任されているよいで、その3人が来ている。


噂によると 美容室セラフはかなり人気店で、店は二階建ての美容室で一部着付け用の和室があるという。


そして ここ2号店のために選ばれた3人がイケメンだという事。


その話をしてくれたのは、私の勤める花屋ルーリーの経営者、宍戸 瑠璃 40歳にして独身。


見た目は若く、可愛くもありキレイで ちょっと変わってる オチャメな人。



そして、私は唯一の社員で 入社二年目の
宮河 葉月、20歳。



恋知らず、家庭は両親の離婚によって 母と二人だったが、明るい母のおかげで私は自立した。

兄がいるが、私がまだ小さい頃の離婚だったせいか覚えてない。


何もない毎日が変わろうとする。


そんな、予感に王子様は微笑まない。


でも、天使はいるかも?


美容室セラフは ここ 花屋ルーリーの隣に今日オープンする。

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