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「まーくん、引っ越し業者も手配できたの？
今　シーズンだからなかなか捕まんないんじゃないの？
もしよかったら　俺も手伝うけど」


少し前に　二人で暮らすために新しいマンションへ引っ越した
翔ちゃんと智も
いつの間にか恋人を作っていて
相手の家へ転がり込む形で同棲を始めたんだ、
と教えてくれた松潤も
３月は引っ越し業者を手配するのが大変だった、とこぼしてた


「ありがと。やっぱこの時期だからか　業者は全然ダメだったの。
学校は赴任先決まるのが遅いから仕方ないけどね。
でも、志村先生が知り合いの人に２Tトラック借りて
荷物運ぶの手伝ってくれる、って言うから大丈夫だよ。」
「・・・・・・ふぅん・・・・・・よかったな」

「うん。卒業式の次の日　引っ越すね」
「・・そっか」

「かずくんは？会社東京だから実家帰るんだよね？」
「うん・・まーくんの引っ越しの次の日」

「・・・・・・」
「・・・・・・」