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第1章 SO~小人×一般人~進撃の小人編~



智「っ、はぁ...」


駄目だよと言う俺は、その言葉とは裏腹に熱い吐息を吐いていた。


智「ぁ、翔...」


翔の唇は俺の身体を這い回る。


智「ん、ふ」


耳朶を甘く咬まれたと思ったら、その唇はすっと首筋に移動する。


智「ぁ...」


熱い舌を這わせ、舐める様に吸い付きながら鎖骨へ移動するんだ。

その緩やかな熱に、俺の身体の力は抜けてしまう。


智「っ、あ」

翔「ふふ、やっぱココ気持ちいいんだ...」


力の抜けた身体を思わず震わせ、翔の腕を掴んだ。


智「っ...、く」

翔「我慢しなくていいのに...」


翔のする胸への愛撫は、驚く程に気持ちがいい。
じんわりとした熱が胸の突起を包んだかと思えば、肉厚なその舌でゆっくりと愛撫をする。


智「んぁ...」


口に含んだまま舌でコロコロと転がしたり押し潰したりと、只の飾り程度にしか思っていなかったその部分に蕩けるような刺激を受ける。


翔「可愛いな...」


薄く唇を開き、小さな吐息を吐く。
そんな俺の姿を見ると、翔は目を細めて笑う。


翔「...益々恋をしそうだよ」


そんな事を言う翔の手は、俺の頬を優しく撫でるんだ。
そっと俺の頬を包むと、その優しい眼差しを俺に近付けてキスを迫る。


智「ん...」


抵抗なんて出来やしない。
否定の言葉を言う気もとっくに失せた。


翔「緩めて...?」


まるで操られているかの様に、俺の唇は翔の言葉通りに緩む。


智「ふ...」


緩んだ唇には、当たり前に翔の舌が侵入して。


智「ん、ふ」


俺の髪を撫でながら、翔は俺の口内を堪能する。

頬を掴んで頭を撫でて。

熱い舌で俺の唇を舐めて。


翔「ん、そうだよ...」


俺の舌を絡めながら翔は話すんだ。


翔「そのまま、委ねて...」


自分の身体が全く思い通りにならない。

自分の脳だってそうだ。

ぼーっとしたまま痺れて、思考なんてものはとっくに停止している。



考える事の出来なくなった俺の頭では、何の言葉も思い付かない。



あるのは只、翔という名前。



智「しょ...う...」



だから発する言葉も、翔とだけしか出て来ないんだ。






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