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第15章 真相
ケンちゃんは一瞬うろたえた。本人は何もしていないのだが、こんな時は名前を呼ばれるとドキッとくるものだ。
「ケンちゃん、あいつ、なんか奇妙な病気持ってたよな」
松はケンちゃんの目をジッと見る。
「はい……なんか、ものすごくデカイ出来物が背中にあった。熱もってて、ちょっと触れたら痛がってたよ」
ケンちゃんがそう言うと、ムエちゃん2号が思い出した様に言った。
「そうそう!! だから、やつは寝る時は下にやわらかいクッションを敷くするしてました。かなり大きく膿んでするしてましたから、軟膏だけじゃ効くするしないしてました」
「なるほど……効いてたか効いてなかったかわからないけど……つまり、背中にあったその大きな出来物、広海の死因はそこにあるんだ。現にこの桃太郎くんと、そちらのるかさんも広海の背中の出来物が潰れた痕を確認している」
松が説明すると、るかも頷いてから言った。
「確かに、壁には背中にあたる所に血痕と膿らしき物が付着していたし、背中に何か潰れた大きな穴があった」
「ケンちゃん、あいつ、なんか奇妙な病気持ってたよな」
松はケンちゃんの目をジッと見る。
「はい……なんか、ものすごくデカイ出来物が背中にあった。熱もってて、ちょっと触れたら痛がってたよ」
ケンちゃんがそう言うと、ムエちゃん2号が思い出した様に言った。
「そうそう!! だから、やつは寝る時は下にやわらかいクッションを敷くするしてました。かなり大きく膿んでするしてましたから、軟膏だけじゃ効くするしないしてました」
「なるほど……効いてたか効いてなかったかわからないけど……つまり、背中にあったその大きな出来物、広海の死因はそこにあるんだ。現にこの桃太郎くんと、そちらのるかさんも広海の背中の出来物が潰れた痕を確認している」
松が説明すると、るかも頷いてから言った。
「確かに、壁には背中にあたる所に血痕と膿らしき物が付着していたし、背中に何か潰れた大きな穴があった」
