
大切な人へ
第16章 優しい愛情
初めて見た男の人の体は
すごく綺麗で見とれてしまった...
筋肉の隆起がきれいで
しなやかで逞しいものだった
その彼がまた唇にキスをしてくれる
体をおりていって
片足を持ち上げて内腿に舌を這わせる
下着の上から割れ目をすっと指でなぞる
もう全くがまんできない声と体が
甘い刺激に溺れていた
下着に手をかけられ自分で腰を浮かす...
私は生まれたままの姿になった
気持ちいいけどやっぱり恥ずかしい...
少し横を向いて体を隠すようによじる
彼はまた覆いかぶさり
ぴったり体をくっつけて私を抱きしめた
肌が直接触れて体温が気持ちいい...
私もぎゅっと抱きつくと耳もとで聞こえた
「美優は全部きれいだね...」
そう言っておでこにキスをする
なんて...
なんて甘いんだろう...
この瞬間が嬉しくて涙が溢れた
また泣いてるの?って笑われた...
嬉し泣きだからいいでしょって言ったら
うんって涙を指ですくってくれた
