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Liar Game 〜1×5〜

第12章 悪魔VS悪魔



二宮「ねぇ翔ちゃん…このワイン美味しくない?」


櫻井「えっ?あぁ、うん。」


二宮「このワインね…俺にとって特別なんですよ。」


櫻井「特別?」


二宮「えぇ、1994年11月29日に作られたんですよ。」


櫻井「随分中途半端だね。」


二宮「俺の獲物が産まれた日なんですよ。」


櫻井「獲物?」


二宮「えぇ、喉から手が出るほど欲しい獲物です。」


櫻井「へぇ…手に入れたらどうすんの?」


二宮「この手でぐちゃぐちゃにします。」


二宮「俺だけを求める順従なおもちゃに仕上げてやりますよ。」


櫻井「ははっ、怖いね〜」


二宮「あなたにだけは言われたくないんですけど。」


櫻井「それはそれは、大変失礼いたしました。」


二宮「ほら、今日は楽しい飲み会なんだからお酒たくさん飲みましょ。」


櫻井「飲み過ぎて倒れんなよ?」


二宮「大丈夫、倒れたら泊めてもらうから。」


櫻井「マジか、あははっ!」


二宮「んふふ。」


俺達は笑い合いながらワインを飲み干した。

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