Liar Game 〜1×5〜
第12章 悪魔VS悪魔
櫻井「とにかく、涼野くんに嫌がらせするのはやめてくれる？怖がってるから。」
二宮「嫌がらせねぇ…」
櫻井「お前は涼野くんのことを嫌っている、後輩が売れているのが気に入らなくて精神的にダメージを与える為に嫌がらせをした。」
櫻井「お前以外涼野くんに嫌がらせをする動機がねぇんだよ。」
二宮「……。」
櫻井「最終忠告だ、やめなかったら涼野くんに警察へ嫌がらせ被害のことを言わせる。」
二宮「どうぞ、勝手に言ってください。」
櫻井「随分余裕だな。」
二宮「だって俺じゃないですからね。」
櫻井「認めるなら今のうちだぞ？」
二宮「認めるも何もやってないんですから。」
櫻井「……。」
こいつ…どういうつもりだ？
まさか、本当にやっていないのか…？
二宮「ねぇ、翔ちゃんだから教えてあげる。」
櫻井「なに？」
二宮「あんたの敵は他にいる。」
櫻井「は？」
二宮「あなたの周りにいるんですよ、影で笑ってる悪魔が。」
櫻井「悪魔？」
二宮「この間俺に盗聴器仕掛けましたよね？」
櫻井「盗聴器？」
二宮「翔ちゃんが俺にプレゼントしてくれたボールペン、あれ盗聴器入りだったんですよ。」
櫻井「へぇ…で？それがなに？」
二宮「あれ、教えてくれたんですよ。このペンの中に盗聴器が入ってるって。」
櫻井「誰に？」
二宮「それ教えたら面白くないでしょ？」
櫻井「そう…でも、知らなかったよ。あのボールペンに盗聴器が入ってたなんて。」
二宮「ネットでしか買えませんよね？あれ。」
櫻井「そうだね。」
二宮「……。」
櫻井「……。」
二宮「…まぁいいや、盗聴されても困ることないし。」
櫻井「……。」
二宮「翔ちゃん、気をつけないとあんた喰われるよ。」
櫻井「なに…？」
二宮「んふふっ」
どういうことだ？
ニノは盗聴器のことを知らなかった…
じゃあ誰が盗聴器のことを……
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える