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櫻井「それで？俺が番号を盗ませるように仕掛けたという根拠は？」


二宮「そうですね…その写メですかね？」


櫻井「写メ？」


二宮「よく撮れてますよね。」


櫻井「でしょ？」


二宮「アングルも完璧じゃないですか。」


櫻井「まぁ、写真撮るの嫌いじゃないからね。」


二宮「えぇ、まるで…俺が手帳を触るのを分かってるみたいな撮り方ですよね。」


櫻井「そう？気のせいじゃない？」


二宮「気のせいじゃないでしょ？」


櫻井「俺がそんなことする奴に見える？」


二宮「えぇ、賢いあなたならやりかねないかと。」


櫻井「…ぷっ…あははっ！いやぁ〜ニノは本当面白いね！」


本当、バカとは大違い。


櫻井「仮に俺がそうさせたとしても手帳に触ったのは事実だろ？」


二宮「えぇ、そうですね。」


櫻井「何で俺の手帳触ったの？」


二宮「好奇心ってやつですかね？」


櫻井「好奇心？」


二宮「手帳の中にはその人の秘密が隠されてる、あなたのことが知りたくて手帳に触ったんですよ。」


櫻井「プライベートには興味ないのに？」


二宮「えぇ、好奇心で触りました。」


櫻井「へぇ…何か分かった？」


二宮「えぇ、分かりましたよ。」


二宮「あなたが後輩を騙して嘲笑ってることがね。」


櫻井「嘲笑ってる？俺が？」


二宮「ふふっ、自分の胸に手を当てて聞いてみたらどうです？」


櫻井「…気が向いたらね……」


やっぱりニノは只者じゃない。


動揺一つ見せないとは……