
嵐しょーせつ。Part2
第92章 つなぐ
智「おっ、雅紀。和也は?」
リビングへいくと、智にぃと翔にぃがお茶を飲んでいた。
雅「さっき寝た^_^薬が効いてるみたい。」
智「そっか。これでよくなるといいな。」
雅「うん、、、」
翔「どーした?そんな暗い顔して。」
翔にぃに言われてハッとした俺。
多分だけど、こんな和に対して優しいのは今だけじゃないのかなって。体調が悪いから、熱があるから優しくして、治ったらまた避け続けるんじゃないかって。
雅「本当に和のこと受け入れてくれたの?」
智「受け入れるも何もずっと俺らの弟だったし、、」
翔「まぁ、血の繋がってことぐらいはわかってたけど、やっぱ受け入れてなかった自分もいたんだよ。」
雅「もう避け続けない?和、本当に嬉しそうな顔してたから。多分また裏切るようなことしたら落ち込むよ?」
翔「大丈夫。俺らも馬鹿だっただけ。和は何も悪くないんだから。大好きな弟を傷つけるようなことはもうしない。それはもちろん和也もだけど、雅紀にも潤にも、、」
雅「、、ぐすっ泣」
智「わぁわぁ、なんで泣くんだよ。男だろ?」
雅「、、うぅ泣」
俺はあれから記憶がない。
多分嬉しくて嬉しくて、泣き止まなかったんだ。
翔にぃが優しく抱きしめてくれて、それが心地よくて、眠りについてしまったんだ。
