
嵐しょーせつ。Part2
第92章 つなぐ
あれから何週間も過ぎた。
雅「和っ!大丈夫?」
和は風邪をひいてしまった。
和「、、ま、さにぃ、、」
苦しそうな顔で俺を呼ぶ和。
今日はあいにく父さんも母さんもいない。
家にいるのは5人兄弟だけだ。
雅「汗、拭かないとね。タオル持ってくるね?」
俺はずっとつきっきりで和の看病をしていた。
和の頭を優しく撫でて、立ち上がった瞬間、、、
ガチャ、、
翔「、、ほら、タオル。」
雅「え、、、」
珍しく翔にぃが持ってきてくれた。
翔「俺が車出すから。和也を病院に連れて行くぞ。」
雅「、、、翔にぃ?」
翔「まぁ、和也は大切な弟だからな!^_^早く風邪を治さないとテストにも響くだろ?」
翔にぃは、やっと、、やっと和を受け入れてくれた。
久しぶりにみたその笑顔。
和も初めてに近いぐらい翔にぃのその笑顔を見て、幸せそうな顔をしていた。
翔「智にぃに伝えてくるね。」
翔にぃは、部屋から出てこうとして、俺は咄嗟に呼び止めた。
雅「翔にぃ!!」
翔「んー?」
雅「、、ありがとう。」
翔「へ?笑笑」
雅「和を受け入れてくれて、ありがとう。」
翔「当たり前じゃん^_^俺も悪いことした。これからは悪いことした分たくさん優しくするから^_^」
翔にぃは、また笑って智にぃを呼びに行った。
雅「和、、よかったね^_^」
和「うん、、翔、、にぃの、えが、、お初めて、、見た、、^_^」
雅「ちょっと暖かい格好していこうね?」
和「うん、、」
