
嵐しょーせつ。Part2
第92章 つなぐ
それからもおにぃちゃんたちの態度は変わらない。
気づけば、俺は18歳の高3。和は高2になっていた。
和「、、、なんで、にぃたちは避け続けてるの?俺、なんかしたの?」
雅「ん?何もしてないよ^_^」
和「雅にぃ。お願いだから。本当のこと話して?」
雅「、、え!?」
和「お願い。俺もう大丈夫だから。」
雅「はぁ、わかった。」
和に全て話した。
俺ら4人と和は従兄弟同士だってこと。
父さんの妹であって母親であるさきおばさんのこと。
全て聞いて、和は、、、
和「そっか、、だからか、、、」
雅「でも、今は俺の大切な弟なんだし、家族なんだから。和はいつも通りに過ごしてればいいよ。」
和「ありがとう、、雅にぃ。」
こんな可愛い和をにぃたちは避け続けてるの勿体無いよ。
雅「ねぇ、翔にぃ。智にぃ。俺の話聞いてくれる?」
翔「なんだ?」
智「手短に頼む。」
2人は社会人になっていて、父さんの会社を共に経営している。
雅「和のことなんだけど、、、」
名前を出すと、思いっきり睨んできた。
いつもならここで、、いいや!ってなるんだけど
でも、今は前に進むよ。
雅「もう、和を家族として迎えいれてあげてよ。本当の弟ではない。でも、従兄弟同士なんだよ?身内なんだからさ、、、お願い。」
翔「話はそれだけか?」
雅「うん、、、頼むよ。」
智「、、、、」
雅「俺はにぃちゃんたちを信じてるから。」
信じてる。
だから、和をちゃんと暖かく見守って、、、
