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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第4章 枯葉雅紀の事情①

「菜々ちゃん。この後、どこ行こうか?
俺さ、今日車で来てるんだ」

俺は初っぱなから菜々子のことを
友達っぽく『菜々ちゃん』と呼んでいる。

友達のように気楽に接すれば
他のメンバーよりもいち早く
菜々子との距離が縮まると考えたから。

「時間も時間だし……ドライブとか?」

時計の針は0時を回っていた。

「いいね。そうしようか」

愛車のポルシェの助手席に
初めて女の子を乗せることになる。

これまでのマネージャーたちは
性処理専門というくらい
セックスは挨拶代わりだった。

菜々子とはごく普通の
恋人同士の関係でありたい。

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