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異彩ノ雫

第276章  二ノ月 Ⅲ ②




舞い落ちる雪は ふいの訪れ


はたして

誰の便りだろうか…


胸のなか

遥かな人がふわりと浮かぶ



想いこめ

ひとひらを受ける左手に

つかの間の

涙と紛う光がそそぐ







【air mail】


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