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異彩ノ雫

第260章  十二ノ月 Ⅲ




冬の微睡みは

揺り椅子と 膝掛けと

天窓から降り注ぐ

束の間の陽射しのなか



時の川を行き来するような

浅い眠りの夢の欠片が

胸のすき間を埋めてゆく



このままずっと

何かいいことが起きるまで

眠り続けていましょうか…







【微睡み】


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